貴方はどのタイプがお好き〜?まるでボーイズコンテストみたいな構図なってしまった。 ドラマは一橋慶喜様がいよいよ将軍職に就き、勘定組頭に出世した栄一は家臣から幕臣となり、 翌慶応三年(1867年)、慶喜の弟昭武(最後の水戸藩主)が将軍名代としてパリ万国博覧会に 参加するため幕府使節団が組まれるが、その中に勘定方として加わるのだ〜。 この渡欧(海外視察)が栄一にとって大きな影響を受けることとなる。 余談ですが 幕府使節団には随行医になんと高松凌雲先生もいる! 栄一と同じように一橋様の家臣に推されて専属の医官となって フランスで赤十字精神を学び日本の医療に定着させていくのだ〜。 五稜郭まで脱走軍の軍医として付随してるのでぜひ同じ家臣組で登場してほしいな〜。 と願っていたら、ルームメイトのようにドラマに登場してましたネ〜〜やっぱりイケメン系だ〜! これは何かと関わりそうだな(笑) 福澤諭吉(&福地源一郎)も出てきて、何故か本物に忠実な諭吉でワロタ。 多分、あまり栄一と関わらないのだろう。(わかりやすい) 凌雲先生のことはまた改めて徳川家康の家来がナレーション致したいでござる。 パリ万国博覧会では薩摩藩も参加して幕府とは別なブースで展示(コミケを想像してしまった 笑)、 独自に勲章を作成していた事で幕府の非難を浴びたらしい。 多分、このパリで薩摩の五代さまと栄一が 初めて出会うのではなかろうか? しかしこの時、薩摩藩は長州藩と手を組んで同盟を結び、倒幕に転じているんですよね〜。 だから幕府に強き強きィ〜!本当にしたたかやなぁ〜。 彼らが渡欧中に慶喜は政権を朝廷に返上(大政奉還)、京都で鳥羽伏見の戦いが勃発し 幕軍vs薩長軍の戊辰戦争へと突入するのでございます。 従兄弟の渋沢成一郎(喜作)は幕臣として幕軍に参戦して函館まで抗戦する。 この前、土方歳三と関わりそうなフラグがたってたよね〜! 栄一と武州の百姓同士で今後の人生プランを語り合っていたわ〜フフフドラマだけどねd(^_^o) 多分、本物もイケメン(←ハーイみんなココ注目!by金八)、見立て養子となった渋沢(尾高)平九郎の 非業の死も観ることになるのか、切ないぞ〜。 以前の記事に栄一のことを書いていた『五代ロスって成さまと栄ちゃん』記事がありましたので ぜひ合わせてご覧下さい。 これからの波瀾な急展開に目が離せません。 さて 栄一を家臣に導いた慶喜の近侍・平岡円四郎は、小粋なべらんめえ口調で魅力的に モフモフの人が演じられてましたが、攘夷派の水戸藩士に暗殺されてしまい哀しい結末でしたね。 あまり存じて無かった人物ですが、江戸の昌平校の開国派エリートだったんですね。 まことに惜しい人でした。一橋様も腹心の家臣を失いさぞかし心折れたと思ふ。 1853年にペリーが来航して鎖国が解けた始めた日本、国内は攘夷派、開国派と国論がぱっかり分かれました。 開国派は海外との圧倒的な国力の差を知るがゆえに国防を踏まえ海外との国交を唱えますが 反勢力の攘夷派には国賊扱いにされて命を狙われるという苦難な時期。 また海防とのちに開国を訴えた 高島秋帆も然りでした。 高島秋帆はさらにペリー来航の前のアヘン戦争(1840年)に 隣の清国(中国)がイギリスの圧倒的な大砲で敗北した事を知り、その脅威を感じて 急遽、西洋式砲術を学び、高島流砲術を確立しました。 そして『天保上書』という意見書で大砲の近代化を幕府に提言し、老中水野忠邦の目に留まります。 これが叶って江戸の徳ヶ原で高島流砲術と西洋式調練が実施されました。 この徳ヶ原という場所は現在の板橋区高島平です。 例年、板橋区民まつりでは高島流砲術の鉄砲隊の実演が見られたそうですが、今どうなんでしょうね? 機会が有れば見てみたいですね〜。(じつは私、生まれて3歳まで板橋区民なのでありました。) 実施で認められた秋帆は幕府に専属砲術家として徴用され 幕臣たちにもその砲術と兵術を伝授する事となったのです。 そして国防への近代化実現に順風満帆に進む!!‥‥と思われましたが、 最大なる試練が待ちうけておりました。 洋式化と秋帆の抜擢をよく思っていなかった保守派の目付鳥居耀蔵 (またの名を妖蔵、マムシと呼ばれる。どうみても悪役の呼び名 苦笑)に 冤罪をかけられ捕縛されてしまったのです。 これが『蛮社の獄』に繋がっていく洋学者弾圧の始まりでした。 そのマムシによって捕縛された秋帆はペリー来航後の赦免までの12年間、岡部藩陣屋の一角で 幽囚されてしまいました。上のイラストはその囚われた姿(泣) その陣屋は栄一の地元の近くだったのですね。 幽囚されていた12年間。 海防の灯火は消えてしまったのでしょうか? さてさて ここからが本題。 最近、私のオジサン家(主人実家)が代替わりとなって遺品整理をしているのですが 以前から気になっていた古文書にも触れられるようになりました。 時代は江戸後期からが多く、先祖の記した日記や記録、書状、認定書などが保存箱に収められています。 (6箱ぐらい) 義父が生前、郷土史家の方達の協力を得て長い間、調べてまして それが年代順に番号がふられ編纂されております。 別個に全古文書一覧が書かれている索引が一冊あって これを見ると大体、どんな古文書が有るのかがわかります。 オジサン家は江戸初期から武州多摩地域に住む300年以上続いている旧家で 生業は林業、養蚕農家。高札があるので村の名主を担ってたのか。 また千人同心の縁(家系だと思う)があったようで古文書にはそれにまつわる物がいくつかあります。 幕末オタの私は当然、その時期だけの文書をピンポイントでガン見するわけです。 しかし くずし字で全然、読めんかったのよね〜⤵︎ で、一覧表で内容を見るしかありませんでした(涙) 四代前のご先祖様は天保6年生まれ(1835年)で土方歳三さんとタメ年でした。 きっと幕末の動乱を直に感じ同郷の新撰組の噂をよく聞いていたことでありましょう。 増田蔵六から伝授されたという先祖の天然理心流の目録、確かに巻物になって現存してました。 他に柔術や小笠原流の目録もあったので多摩地域の自警的な嗜みだったのかなと思います。 特に千人同心は武術は強制的に習わなければならぬ所があったようですネ。 この時期は千人同心関係の文書も多く ペリー来航時の翌年正月に 「異国船渡来に付き、千人同心火事装束通達」というパニック書状(笑)や 長州征伐のため将軍御上洛にお供する為の御達書もあり 歴史書にはないその場の危機的状況をリアルに感じ取れます。 その中にふと 全く関連性のない?文書のタイトルに目がいきました。 『乍恐以書付奉願上候 駒木野小仏宿より増助郷差村の件』 差出人 武州多摩伊奈村124名、惣代組頭兵左衛門 宛先は江川太郎左衛門様御役所。 ??ん?どうやら訴状っぽい。 御役所の?江川太郎左衛門様?‥‥だれ? ‥‥ググりました(笑) 調べた結果、な〜んと! とんでもなく有名なお代官様でしたよーーー\(^o^)/yeah! そしてこのお代官さま 先程説明した高島秋帆が西洋式砲術を伝授した幕臣の一人だったのです。 幕末オタのくせに今まで全く存じ上げませんでした。 そこからバンバンに調べ上げましたよ〜。 まさかオジサン家の古文書がきっかけで太郎左衛門沼にハマるとは。 『江川太郎左衛門』は鎌倉時代からの由緒ある家柄で38代まで続いた伊豆の韮山お代官様です。 代々太郎左衛門を名乗り、伊豆、駿河、相模、武蔵、甲斐の天領地を管理しその地域の民政に従事しました。 つまり、武州多摩もお代官さまの管轄。 オジサンの天保のご先祖の時代は36代の江川英龍、37代江川英敏、38代江川英武の三世代の お代官様にお世話になってたわけですね。 36代当主の江川英龍(1801〜1855)は伊豆の地元では坦庵さんと親しまれ、領民側に立った施策から 「世直し江川大明神」と領民から呼ばれていました。 領民の為に種痘の摂取も普及されたんですね〜。 文武両道で絵画もなさるアーティストな面もある多芸な文化人。 蘭学の知識を持ち、秋帆から高島流砲術を伝授をうけ、幽閉された師の国防の意志を継いで 砲術を教える洋学塾を開いたのでした。 全国から283名の受講者が集まり、佐久間象山や橋本左内、大山巌、大鳥圭介、榎本武揚、 ジョン万次郎、黒田清隆など著名人も学んでいたとか。 幕末ではこの江川塾と 江川太郎左衛門の名は 知らぬ者はいないほどのカリスマ的な存在だったようです。 (勝海舟や福沢諭吉も絶賛している) 明治の慶喜様は政権から離れ、撮り鉄並みのカメラ小僧になって写真コンテストに応募したりしている。 (受賞もしてるんだべ) このまえ放送された番組で、歴史専門家が 趣味に興じる事で反逆の意思は全くないことを明治政府に示す為 だったのではないかと推考されてましたが、 うーん。私は まじ文明開化をウエーイで愉しんでたと思ふなぁ。 ではまた\(^o^)/
by otassyaclub1863
| 2021-07-05 17:05
| 幕末
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